はじめに
今回はカーディフ大学への留学に際して
自力で住居探しを行った奮闘記を紹介していきます。
カーディフ大学に留学されてお部屋を探す予定の方はもちろん、
ロンドンやその他地域も含めてイギリスでどのようにお部屋を探せばいいかわからない方にも
参考にしていただけると思います。
目次
1 留学生が住む家の種類
まず始めに家の種類の紹介。
本記事はカーディフ大学のケースですが、
イギリスの大半の大学では
寮またはprivate accommodationの選択を迫られると思いますよ!
というわけで早速紹介していきます。
1.1 university residence (大学の寮)
カーディフ大学では1年生と1年間以上留学する学生には自動的に大学の寮が割り振られます。
価格は1セメスター1,200ポンド程度、ビル等諸経費込みなので良心的。
進学or留学が確定したらカーディフ大学の学生専用サイトにアクセスできるようになるので、
そちらから早いとこ申し込んじゃいましょう。
ちなみに、カーディフ大学へ留学する学生に限った話で言えば、
university hallを除くresidenceは全て徒歩で通学可能です。
citycentreに近い方が何かと買い物には楽だと思うので
自分が学ぶ校舎の場所等を確認してから立地を比較するのがいいかもしれません。
1.2 private accommodation
カーディフ大学では学部2年生以上、また半年間の留学生には大学の寮が割り当てられないので、
自身で家を探さねばなりません。
この場合、個人が管理している物件という意味の
private accommodationを見つけなければならなくなります。
ちなみに家賃は週ごとや月ごとによって設定されており、
条件によって価格帯もまちまち。
さて、これが本当に厄介な話!!!
私は半年間の留学であったため大学の寮は割り振られず、自力で部屋探しをする必要がありました。
とはいえ、渡英前に住居が定まっていないなんて不安だったので、
カーディフ大学とは連絡を取っていました。
最終的に帰ってきた答えは、
こっちに着いたら何かアドバイスできるからまた連絡してね!
と言われたものの、
実際に現地で伺うとprivate accomodationのリストを渡されたのみ。
また、大学のstudent adviceで唯一得た有益な情報は
いわゆる一般人が家を探すときに利用するアプリのみ。
その後、これらを利用して部屋探しを行うこととなるので以下詳しく説明します。
2 自力でprivate accommodationを探す方法
2.1 不動産屋さんを訪れる
まず、私が試したのは直接不動産屋さんと交渉するというものでした。
この手段ですが、
⇒フラットメイトがすでに何人か集まっている場合
(イギリスではアパートメントよりもフラットに住むことが学生の間では一般的です。
フラットとは戸建ての家という意味で、キッチンやシャワールームを共有するものの、
各自プライベートな部屋を確保します。
したがって大家さんにとってはフラット丸ごと借りてくれる人が現れたほうが好都合なのです。)
⇒6か月以上滞在する予定がある場合は有効だと思います。
イギリスの物件では基本的に6か月の滞在がミニマムとなっています。
まれに、6か月分の家賃を支払うことで受け入れてくれるところもありますが、
基本的には6か月はそこに滞在するものと思っておいたほうがいいでしょう。
(ただ違約金を支払えば途中で退去することも可能のようです。)
私は一人かつ4か月の契約条件が叶えられる物件を探していたため、
およそ30−40件、カーディフ中の不動産を回りましたが、
物件を提示してくれるに至ったのは1度のみ。
うーん、キビシイ。
2.2 お部屋探しのアプリを利用して家を探す
日本ではおそらくあまり浸透していないと思いますが、
イギリスではアプリを利用して部屋探しを行うことが割と一般的です。
代表的なのは、SpareRoom、StuRent、Gumtreeなど。
Gumtreeは不動産だけでなく日用品やお仕事の紹介まであります。
イギリスで一番利用者が多いのはSpareRoomなので、そちらを例にとって詳しく見ていきます。
アプリを開くとこのようにシンプルな画面であることがわかります。
search roomを選択し、例えばcardiffのように探している場所を入力すると
以下のように物件の一覧が表示されます。
この中から、予算のフィルターをかける等を行って
自分に適した物件を探すことになります。
お目当の物件が見つかれば、house viewingをお願いすべし。
条件の良い物件はすぐに借り手が見つかってしまうので、即行動かつ即決断が重要です。
ただ、これらのアプリを利用して感じたのは、信ぴょう性が低いということ。
メッセージを送っても返信があるのは半分以下でした。
また私は実際にアプリでお部屋を一度契約したのですが、
入居日の3日前になって退去予定の人が気分を変えて引っ越さなくなったから
あなたの部屋はなくなったと突き返されました。
(イギリスでは実際にフラットを決定してから入居まで非常に待たされます。
というのも日本のようにきちんと清掃が行き届いている状態での引き渡しではなく、
この例のようにまだ前の人が住んでいたりもするからです。)
これには本当にうんざりでした。
イギリス人、皆がスマートで紳士的な対応を取るとは限りません。
ましてや、私たち留学生相手なのですから仕方ないのでしょうかね。
3 重要な確認事項
3.1 デポジット
イギリスでは契約時にデポジットを約1か月分要求されます。
また、部屋を確保した段階で家賃を前払いさせられることもあります。
これらお金に関するやりとりは口頭ではなく
紙媒体等の文書で記録しましょう。
私たち、英語をわかってないと思って舐められてます。
残念ながらいいカモです。
私が上記のように部屋の契約をキャンセルされた際も家賃を前払いして欲しいと言われ
ある程度の金額を払っていましたが、破棄された段階でお金の返却の話は一切向こうからされず。
領収書をお願いしていたのでこちらからはっきり請求しましたが、
証拠がなければトラブルの元なので要注意。
3.2 周囲の治安
可能であれば日中と夜間、日々通ることななるルートを確認しておいたほうが安心です。
現地の友達にアドバイスを求めるとともに、自分の目でもしっかり確かめておきましょう。
非常に余談ですが、カーディフの住宅街はあまり清潔感がないです!
4 カーディフで部屋探しをされる方へ
ちなみに、、自分の経験を踏まえて
カーディフ大学留学生でもし個人的にフラットを探す場合のオススメエリアを記載してみました。
オススメエリア1がCathays stationが最寄りとなるエリアです。
大学まで徒歩15分以内で行ける物件が多く、近さが魅力的。
住宅街のため閑静としています。
また、日本食と韓国食を取り扱うスーパーもあります。
オススメエリア2はリバーサイドと呼ばれるエリア。
こちらからでも概ね徒歩20分前後で通学可能です。
何と言ってもcity centreに寄って帰れるのが最大の長所。
あまり南に下がると治安が悪いと言われているので注意しましょう。
また、この地図から見切れていますがcity centreの真下に位置するcardiff bayも治安が良く住みやすいです。
大学まで徒歩だと40分程度かかるのが唯一の難点ではありますが。
おわりに
いかがでしたか。
カーディフ大学での留学中の経験を例に挙げて
イギリスでの部屋探しをレポートしました。
みなさんの参考になりますように!
何か質問があれば気兼ねなくコメントどうぞ。