はじめに
世界の皆さん、こんにちは!
ミュンヘンは南ドイツで最も栄える都市のひとつであるため、観光や出張、留学等で訪問する人が多いと思います。特に、観光ではロマンチック街道など、南ドイツを観光するための玄関口として利用されるため、訪問する方が多いです。
しかし、近年は移民がミュンヘン中央駅付近で増加しているため、心配する人もいるかもしれません。自分も先日、ミュンヘンを訪問したのですが、訪問前は少し不安な気持ちを持っていました。
そこで、今回は、外務省が提供している客観的なデータや、現地のドイツ人から伺った話、そして自分が実際に訪問してみた経験をもとに、ミュンヘンの治安についてレビューしていきます。ぜひ、ミュンヘンへ観光・留学・出張する前に参考にしてみてください!
目次
1 ドイツ・ミュンヘンの治安状況は?
ミュンヘンは安全!?
海外渡航をする際に、治安を考えるいい指標になるのが、外務省が提供する危険情報です。危険情報は、レベル1から4まであり、レベルが高くなるほど治安が悪いことを意味します(下の画像を参照)。ドイツでは(ヨーロッパのほぼすべての国でそうですが)、危険情報は出されておらず、滞在にあたって危険を避けるために、特別な注意が必要というわけではないようです。
そして、ミュンヘンが位置するバイエルン州は、ドイツの中では比較的治安のいい地域と言われています。
犯罪例から見るミュンヘン
しかし、これは日本標準で考えた場合の治安ではありません。
日本という世界的に考えるとかなり治安のいい地域に住む日本人にとって、ミュンヘンが一概に安全と言い切ることはできません。
例えば、2014年各州刑事庁犯罪統計によると、人口10万にあたりの犯罪発生件数は、ミュンヘンでは5,164件であるのに対し、日本では954件です。つまり、ミュンヘンが位置するバイエルン州と日本を比べた場合、犯罪発生数の差は5倍もあることになります。
それに加え、毎月、ホテルやレストランなどで日本人の犯罪被害が報告されているようです(バイエルン州とバーデン=ヴュルテンベルク州の管轄内)。
つまり、ミュンヘンという都市は、比較的治安が良いが、日本と比べると犯罪件数も多く、気をつけるべき点が多い場所であると言えます。
それでは、次以降では、日本人が遭った被害の例と対応策、治安が悪い場所、被害にあった後にすべきことについて述べています。
2 日本人が実際にあった被害例は?
それでは、実際にどのような被害例が報告されているか見ていきましょう。在ミュンヘン日本国総領事館が提供する情報から、日本人が実際にあった被害を6つほど紹介します。
○ 空港、駅及び観光地等でカバンの中から旅券や財布が抜き取られた。 ○ ビュッフェ形式の食事中、座席に置いておいたバッグが盗まれた。 ○ 食事中、座席の背もたれにかけておいた衣服やバッグの中から財布等が抜き取られた。 ○ 荷物・衣服に旅券を入れたままクロークに預けたところ旅券が無くなった。 ○ パンクなど車の修理中、手伝ってくれた外国人に車内の貴重品を盗まれた。 ○ 困窮等を理由にした借金の申し込みや、偽の寄付募集で金銭をだまし取られた。 (出典:在ミュンヘン日本国総領事館)
このように、命に関わる被害ではないようですが、日本で普通に生活していた場合、滅多にあうことがないような盗難等の被害が多いようです。
対応策としては、
貴重品は必ず手元に置いておく。カバンなどの身の回り品は常に自分の目の届くところに置いておく。怪しそうな人に話しかけられても無視をする勇気を持つ。
この3点を意識しておくと、被害にあう確率は減るのではないかと思います。
3 ミュンヘンで治安が悪い場所は?
それでは次に、ミュンヘンの現地に住む方から聞いた情報と自分が訪問してみた所感をもとに、レビューしていきます。
ミュンヘン中央駅
ミュンヘン中央駅は、ミュンヘンで最も発展している駅です。空港と市内を結ぶSバーン(地下鉄)でも、この駅が市内の発着駅となるため、観光や出張など多くの日本人が利用すると思います。
実際に自分も、空港から地下鉄を利用してこの駅を利用しましたのですが、地下鉄の入り口付近では、たむろする移民のような人々や物乞いを目にしました。しかし、それと同時に、数多くの警官もいます。知らない人から声をかけられても、不要に関与しなかったり、不要に財布を取り出さなければ被害に遭うことはないように感じました。
ドイツ語の名称:München Hauptbahnhof
住所:Bayerstraße 10A, 80335 München, ドイツ
[地図・アクセス]
シラー通り
この通りは、ミュンヘン中央駅付近にあります(詳細な位置情報を下記に載せておきます)。中央駅付近やこの通りでは、浮浪者や中毒者が多いため、夜中には近づかない方がいいようです。自分は、このことを知らずに、中央駅に近いホテルに滞在したため、夜にこの通りを歩きました。市街地と比べると移民が多く、道が薄暗く綺麗でない印象を持ちました。
しかし、シラー通りに限らず中央駅付近の通りでは、若者が行くようなバーがあったり、マックなどがあり、夜中に絶対に立ち入ってはならないような地区ではないと思います。ただ、ミュンヘンの中では一番治安が悪いエリアだと感じました。
日が沈んだ後はできるだけシラー通りの付近は歩かない方がいいと思います。
正式名称:Schillerstraße
住所:Schillerstraße 80336 Münchenドイツ
[地図・アクセス]
マリエン広場
マリン広場は、ミュンヘンで中心の広場です。この広場の周りは、治安が悪い地区ではありません。この広場で気をつけた方がいいのは、サッカーのダービーマッチやオクトーバーフェスト、クリスマスマーケットといった大きなイベントがあり、たくさんの人々が集まる時期です。クリスマスマーケットに行く際は、注意をするように言われました。
自分は、クリスマスマーケットの時期に訪問しました。正直、数多くのアジア系の観光客がいて、人々がカメラをぶら下げ楽しんでいる雰囲気を目の当たりにして、すごく安全に楽しめるという印象を抱きました。
しかし、これは自分が訪問した数日間の少ないサンプルです。より安全に過ごすためには、貴重品は身に着け、身の回り品は目の見えるところに備え、容易に知らない人と交流しないようにして、スリや紛失といった被害に遭わないようにした方がいいとは思います。
ドイツ語の名称:Marienplatz
住所:Marienplatz 1, 80331 München, ドイツ
[地図・アクセス]
4 実際に犯罪にあった後の対処法
盗難にあった後にするべき重要なことは何?
実際に盗難の被害にあってしまった後は、被害届を出すことがかなり重要になります。
なぜならば、海外保険等で被害を申請するためには、国内の警察によって発行された被害届が必須になるからです。自分で海外保険に申し込んだ覚えがない人も、所持しているクレジットカードが海外保険対応であることもあるので、被害届は提出しておいたほうがいいと思います!
ミュンヘンで規模が大きい警察署
ドイツで被害にあったことはないですが、実際に自分も海外で盗難にあい、警察署まで行ったことがあります。国によって異なるとは思いますが、小さい交番のような場所に訪問するとたらい回しにされて、時間をとってしまうことがあります(自分の経験)。そのため、できるだけ大きな警察署に訪問することをお勧めします。
例えば、ミュンヘンならば、ミュンヘン市警察本部(Polizeipräsidium München)や、ミュンヘン市警察第11分署(ミュンヘン旧市街を管轄)、ミュンヘン市警察第16分署 (ミュンヘン中央駅を管轄)といった大きな警察署に行くことをお勧めします!
以下に、住所と電話番号を載せておきます。
ミュンヘン市警察本部(Polizeipräsidium München)
住所 Ettstr.2, 80333 München 電話 +49 (0)89-2910-0
ミュンヘン市警察第11分署(ミュンヘン旧市街を管轄) 住所 Hochbrückenstraße 7 80331 München 電話 +49 (0)89/29080-0 ミュンヘン市警察第16分署 (ミュンヘン中央駅を管轄)
住所 Arnulfstraße 1, 80335 München 電話 +49 (0)89/545829-0 (出典:在ミュンヘン日本国総領事館)
その他、盗難後に手助けになりそうな資料
被害届を作成してもらうための依頼書を、ドイツ語と日本語で対応させてくれているpdfデータを外務省が提供してくれているので、参考にしてみてください。
警察に被害届を出す際に、必要になる緊急のドイツ語表現も、pdfデータを在ミュンヘン日本国総領事館が提供してくれているので、こちらも参考になります。
これらのデータは、オフラインでも使用できるように、旅の前にスマホにデータを入れておいたり、プリントアウトしておいたら、準備万全だと思います!
おわりに
いかがだったでしょうか?
ミュンヘンの治安について、犯罪数などの客観的なデータや現地で仕入れた情報、自分が訪問して感じたことに基づいて紹介しました。
比較的、数多くのヨーロッパの都市を訪問した自分の所感では、大都市の中ではかなり治安が良くて安全に過ごせるのではないかなと思います。
ぜひ、ミュンヘンへの訪問を有意義なものにしてください!
それではまた!