留学生が語るインドネシア人の国民性と性格6選
家族とともにバイクに乗るインドネシアファミリー
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はじめに

インドネシア大学留学のころちんです。
近年は、旅行・駐在・出張・留学等でインドネシアに訪問する人が増えていると思います。
旅行や留学、出張前にインドネシア人の国民性や性格を知りたい人は多いんではないでしょうか?
そこで、今回は自分の経験談を踏まえながら、インドネシア人の国民性や性格について6つの項目に分けて紹介していきます!

 

1 爆笑の国インドネシア

よくタイが微笑みの国と呼ばれますが、それと比較するとインドネシアは爆笑の国かもしれません!
インドネシア人は、基本的にギラギラ笑っています。飲食店に入ると、店員同士が楽しそうに話して(悪く言えば、客がいるのにくっちゃべって)、ゲラゲラと大きな声で笑っていることも珍しくありません(もちろん、ジャカルタなどの中心地の高級店や近代的経営手法が導入されているチェーン店は異なります)。
他にも、国内線で移動する際には、荷物検査をしている人々が、楽しそうに笑いながら、会話していることも珍しくありません。僕は、インドネシアから日本へ戻ると、何か日本人が苦しそうに仕事しているように見えることすらあります。

2 なんでも気にしない(Tida apa apa文化)

じゃれあうインドネシア人

じゃれあうインドネシア人

インドネシア人と日本人を比べた場合、許容範囲があまりにも違います。多くのインドネシア人は、基本的に怒りません。日本では結構な大事だろうと思うことでも、Tida apa apa(問題ないよ)という言葉で片付いてしまいます。
留学した当初、インドネシア人の友人たちと待ち合わせをしました。一人のインドネシア人が何の連絡もなく、1時間半遅刻したことがあります(5番目に詳しく書きますが、珍しいことではありません)。彼は、にやにやしながら、ごめんごめんと言ったところ、他のインドネシア人が何事もなかったように"Tida apa apa”と言ったのです^^;
このように、とりあえず何かあっても、Tida apa apaですまされることが多い。驚異の文化です。

3 とにかく親日

ファタヒラ広場で”アニメNARUTO”のサスケのコスチューム

ファタヒラ広場で”アニメNARUTO”のサスケのコスチューム

インドネシアは、かなりの親日国です。特に、日本のアニメやマンガがかなり人気で、近年はJKT(ジャカルタ)48で知られているように、アイドル文化も入っています。ジャカルタでは、常日頃、アニメフェスティバルやアイドルフェスティバルのようなものが開催されています。上の写真は、ファタヒラ広場というジャカルタで有名な場所で、アニメNARUTO”のキャラクターであるサスケコスプレをしている大道芸人です。こういった大きな広場では、ドラえもんやNARUTO等のキャラクターをたくさんいます。また、国内線の改札口でパスポートを見せて日本人だとわかると、「ナルトー」と叫ばれたこともあります(僕はナルトではないとしっかり主張しましたが、無駄でした(笑))。

アニメフェスティバルでナルトのコスプレ

アニメフェスティバルでナルトのコスプレ

4 家族を大切にする

家族とともにバイクに乗るインドネシアファミリー

家族とともにバイクに乗る インドネシアファミリー

インドネシア人にとって、家族はかなり特別な存在です。もちろん、日本でも家族は大切な存在として認識している方が多いと思いますが、大切にする仕方が異なります。例えば、開発コンサルで現場を指揮する人に伺ったのですが、妻が体調が悪くなったとき、多くの夫は仕事を休むそうです。しかも、それは大きな病気ではなく、ちょっとした微熱でも休んでしまうようで、一ヶ月にかなりのインドネシア人が仕事に来ないそうです。確かに、自分が通うインドネシア大学の授業でも、子供の送り迎えがあるから、授業は30分遅れで始めることがあります(そして、通常通りの時間に終わります(笑))。

多くの日本人ならば、家族を養うために家族が病気(微熱程度)の時も一生懸命働く?という発想かもしれませんが、インドネシアでは少し違うようです。家族のそばに付き添うこと?が、重要視されるみたいです!

5 友達間でかなり時間にルーズ

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日本と比べて海外では、時間を守らないことが多いとはよく聞いていましたが、留学に来て何度も驚きに直面しました。僕の経験ですが、友達の待ち合わせで30分〜3時間程度遅れることが多いです。15時に約束して、出発が17時以降に遅れることが定番でした(笑)。そして、なぜか約束した人数よりも多くの人が待ち合わせ場所に現れます。友人に聞くと、たまたま会ったから連れてきた!というノリです(色々な人と交流できるので僕は構わないのですが、、^_^;)。

6 目上の人を敬う

先輩にキャンパス案内をされる大学一年生

先輩にキャンパス案内をされる大学一年生

自分にとって意外だったのですが、インドネシアでは上下関係がはっきりあります。僕が通うインドネシア大学では、学部によって一年生の生徒は、ベンチに座ってはダメで、地べたで食事を食べるという慣習があります。他にも、ベンチに座っている後輩が、先輩に席を譲った場面を見たことがあります。
確かに、日本の厳しい中高の部活ならば、考えられなくもありませんが、大学でもこのような上下関係があることは驚きでした。
そして、友達間では時間を守らないインドネシア人も、目上の人との時間はしっかり守ることが多いです。

終わりに

いかがだったでしょうか?
今回は、自分が留学で見たインドネシア人の国民性と性格を、かなり経験ベースで描写しました。
少しバイアスがあると思いますが、これからインドネシアに行く人に少しでも参考になればと思います!
それではまた!
インドネシア留学に関する記事はこちらにまとめています!
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