カーディフ大学(MLANG)に留学して感じたメリットとデメリットを紹介
(筆者撮影)
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はじめに

イギリスに留学中の方、これから留学する方

そしてイギリスに全く関係のない方も、

こんにちは。

 

私は現在イギリスのウェールズ地方の首都カーディフにある

カーディフ大学にて留学しています。

今回は私が留学生活を通じて感じたことをメリット・デメリットに分類して

紹介していきたいと思います。

カーディフ大学に留学するメリット

1 物価が安い

カーディフ大学が発行している留学生向けのパンフレットにこのような記載があります。
(cardiff university留学生向けのパンフレットより)

(留学生向けのパンフレットより)

月平均に換算すると約£850となりますがこれはあくまで平均値なので個人差はあります。

例えば、ロンドン中心部に位置するロンドンキングスカレッジのHPを参照すると

毎月の生活費に£1,000から£1,200の予算を設定しておくべきだと書かれています。

このことからもわかるように、カーディフはウェールズの首都でありながらも

ロンドンと比べると断然滞在費を抑えることが可能です。

 

余談ですが...

(筆者撮影)

new theatreのチケット(筆者撮影)

BREAKFAST AT TIFFANY'Sが£19で観れちゃいますよ!!

2 留学生が多い

 

スペインやイタリア、フランスといったヨーロッパからの学生が多いと感じます。

特に学部留学であればerasumsという制度を利用してヨーロッパ圏から来られる学生が多いからかも知れません。

アジアからの学生もちらほらいます。MLANG(modern language:現代言語学部)にいるアジア人は日本人のみですが...

 

アジアからの留学生として最も多いのは中国人だと感じていますが、

学部留学生に中国人は少なく、彼らの大半はMBAに集中しています。

とあるMBAのクラスの大半は中国人で占められていているとのこと。

MBA以外のマスターでは中国人比率はそこまで高くないのでご安心を。

 

私自身もカーディフに来てからスーダンやオマーンといった

あまり接点のなかった国籍の方ともお友達になれてハッピーです。

移民の影響も多少はあると思いますが、留学生人口が多いことも相まって、

街中を歩いていてもアジア人だから目立つ・引け目を感じるということは一切ありません。

3 治安が良い

(筆者撮影)

クリスマスマーケット(筆者撮影)

これは半年弱住んでみた私の個人的な主観ですが、
非常に治安が良い方だと思います。

カーディフにはカーディフ大学だけでなく、

ウェールズ大学カーディフメトロポリタン大学といった他大学も位置しており
学生が多いためなのか、コンパクトながらも活気があります。

(筆者撮影)

city centreの様子(筆者撮影)

確かに金曜日・土曜日の夜は酔っ払いがフラフラしており、

イヤだな〜と思うことはあるものの、
犯罪やスリの被害報告は留学生同士の間でも滅多に聞きません。

油断は禁物ですが、安心して暮らせる街だと思います。

4 society等(クラブ・サークル活動)が盛んで友達が作りやすい

カーディフ大学では日本でいうクラブ活動のことをsocietyと呼びます。

その数なんと200を超えていて、例えばハリーポッターsociety

tea societyといったイギリスならではのsocietyもたくさん。

こういったsocietyには留学生の比率が比較的高く、入りやすいのでオススメです。

Japanese societyも存在しており、週末はみんなでパブに行き、お喋りしています。

 

またstudent unionがgive it a goと呼ばれる様々なイベントを企画してくれており、

例えばbathやbristolへのショートトリップも可能です。(有料ですが全然高くないです)

(cardiff university HPより)

(cardiff university HPより)

週末ごとに異なるイベントが開催されているので、

こまめにチェックしてみるといいと思います。

 

5 自然が多くのどかで勉強に集中出来る

(筆者撮影)

大学近辺(筆者撮影)

カーディフ大学からcity centreまで徒歩で5分程度。

周辺には公園も多く、緑に溢れている一方で

たいていのものは近場で揃えることができます。

(筆者撮影)

cityから bayへの道(筆者撮影)

ロンドン程の刺激はないですが、落ち着いて勉強に集中するにはいい環境だと思います。

図書館は学部ごとに分かれており、

全ての図書館ではありませんが24時間空いているところもあります。

6  様々な言語クラスを受講できる

カーディフ大学にはlanguage for allと呼ばれる誰でも自由に受講できる外国語クラスが

毎学期無料で開講されています。

中国語、フランス語、スペイン語、イタリア語といった定番の言語から

ポルトガル語やロシア語といった日本ではあまり学ぶ機会のない言語も履修可能です。

 

私はイタリア語の初心者クラスを履修していましたが、

少人数な上、先生もイタリア人なので気さくに楽しく学ぶことができました!オススメ!

 

カーディフ大学に留学するデメリット

1 ロンドンから遠い

非常に残念なことにロンドンまで遠いんです。

出費を抑えようと思えば、

メガバスnational expressといったコーチ(長距離バス)を利用することになりますが

時間帯によっては4時間近くかかることも。

早めに予約をすれば最低価格は£1.5で買えますが、

直前に購入しようとすると£20近くかかることもあるので

気をつけてください!

 

他に電車で行くという手段もあります。

この場合cardiff central stationから乗り換えなしで

london paddingtonまで最短で2時間ちょっとで行くことができます。

ただ、高い…

advanceと呼ばれる早割と、

super off peakと呼ばれる空いている時間帯の割引を使い往復したとして、

往復で約£80かかります。

気軽に利用でき…ないですよね。

2 授業でアウトプットする機会が少ない(MLANGの場合)

(筆者撮影)

main building(筆者撮影)

私はイギリスの大学というのは授業中にも積極的に議論するのかと思っていましたが、

どうやらそうとは限らないようです。

私はMLANG(modern language:現代言語学部)という学部で学んでいるのですが、

1クラス20人程度の小クラスから70人を超える大クラスまで

規模は様々です。

 

授業にはlectureseminarの2つの形態があり、

lectureは教授が喋りっぱなしのいわゆる日本で授業を受けている感覚に近いものです。

seminarは毎週あるわけではなく、

授業ごとに教授が指定した週に開講されます。

小グループを作って議論することもあるのですが、

あまりインタラクティブというわけではなく。

あくまでチームで意見をまとめて最後に発表して終わりといったもの。

白熱教室みたいなものを想像していた私にとっては少し気落ちしてしまいました。

 

3 最寄りのカーディフ空港からヨーロッパ各地への直行便が少なく高い

cardiff airport HPより

cardiff airport HPより

せっかくヨーロッパに来たら旅行したい!

そう思っているのであればカーディフは少し不便な所です。

カーディフ空港を利用するLCCは極めて少なく、

乗り換えなければならないロンドンからだったら1/3の価格なのにといった

悲しき事態が発生します。

 

また、カーディフから電車で1時間程度ロンドン方面に向かった所に

ブリストルという都市があるのですが、

こちらの空港の方がカーディフ空港よりは少し規模が大きいので

旅行する際は候補に入れてもいいかもしれません。

 

4 冬が暗くて寒くて天気が悪い(カーディフと言うよりイギリス全般)

冴えない空(筆者撮影)

冴えない空(筆者撮影)

11月下旬で日本の真冬のような体感気温です。実際に最低気温はマイナスになることも。

また日が暮れるのが早い上に天気が悪く太陽を浴びることが少ないので、鬱になりがちです。

太陽がないのは予想以上に辛いです!!!

 

そのためかカフェ等では必ずテラス席が設けられており、

よほど天気が悪くない限り外で食事をするのを好むと思います。

私がカーディフに到着したのは9月半ばですでに夏は終わっているのに

なぜみんなテラス席を利用しているのだろうと初めは不思議に思っていましたが、

きっと太陽が恋しいのだと思います。勝手な推測ですが...笑

5  ロンドンと比べると田舎

例えば、

ロンドンではこのような光景ですが

ロンドンのwinter wonderland(筆者撮影)

ロンドンのwinter wonderland(筆者撮影)

カーディフは少し物足りないような...

カーディフのwinter wonderland (筆者撮影)

カーディフのwinter wonderland (筆者撮影)

どちらがいいというわけではないのですが、

city boy/girlにはカーディフは退屈してくる街かも知れないです。

 

田舎でのんびりしてていいんですけどね。

また、ショッピングにしても必要なものは揃うものの、

人によっては物足りなく感じるかもしれないですね。

とは言え、ZARAH&MTOPSHOPといったおなじみのお店は

ロンドンよりカーディフの方が空いてて見やすいと感じますが。

 

6  日本人が多い

カーディフだし日本人少なそうと思うっていたのですが、

予想に反して20人くらいいます!

 

内訳としては大半が学部の交換留学で

modern languagebusiness schoolに集中しています。

一方でマスターで来ている方はあまりいません。

中国人と逆の現象ですね。

 

というわけでjapanese societyも日本人で飽和状態にあるような気も否めませんが

日本人とは上手く助け合い互いに高め合っていけたらいいですね。

おわりに

以上、カーディフ大学MLANGに留学して私が個人的に感じたメリットとデメリットを紹介しました。

今後、カーディフ大学に留学しようかな〜と思っている人にとって役に立てば幸いです。

 

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